ウクライナ情勢をめぐって大きな動きがあった。停戦を働きかけていたアメリカのトランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領と15日にアラスカで会談を行うことを明らかにした。トランプ大統領はロシアが停戦に応じなければロシアから原油や石油製品を輸入している国々に2次関税などの制裁を課すとする一方、ロシアに側近のウィトコフ特使を派遣していた。アメリカメディアは、プーチン大統領がロシアが侵攻したウクライナ東部2州と南部のクリミアの割譲を求めていると伝えている。これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ウクライナ人は自分たちの領土を占領者に譲渡しない」とSNSで発信した。ロシア大統領府のウシャコフ補佐官は、「ウクライナ危機の長期的で平和的な解決に向けた議論に集中する場になる」と述べている。ロシアの専門家は「ロシアにとっては時間稼ぎ。交渉による平和的な解決は期待しない方がよい」などと指摘している。
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