FRBは13日、FOMCを開き政策金利を3会合続けて据え置くことを決定した。焦点だった来年の利下げ回数は3回を見込んでいることが明らかになった。政策金利の誘導目標は5.25~5.5%の間で維持されることになった。声明文では経済成長は7-9月期から減速の可能性に触れ、景気の動向を見極める姿勢を示した。同時に公表された政策金利見通しの中央値では2024年末の水準を4.6%とした。また2025年は3.6%、2026年は2.9%まで利下げを見込んだ。パウエル議長は記者会見で利下げ議論があったことを明らかにした。また「FOMC参加者が追加利上げが適切な可能性が低いとみている」としつつ、「利上げの可能性を排除することも望んでいない」と述べ、市場の過度な利下げ期待を牽制した。