米国のFRBは政策金利の据え置きを決めている。円相場の行方を占うカギとして発言が注目されていたパウエルFRB議長は会見で「利下げ開始が遅れる」との姿勢を示した。円相場は29日に1日で5円円高へと動き、5兆円規模で為替介入が行われたとの観測が広がっている。今回パウエル議長の会見中、1ドル157円台で推移していたが、会見後1時間ほどで4円以上円高に振れ、市場では再び介入があったとの見方も出ている。円相場はその後155円台に値を戻し「投機筋との攻防は先が長い」と話す関係者もいる。円相場は現在1ドルあたり155円40銭台となっていて、約2円50銭高となっている。