FRBは、FOMCを開き政策金利の据え置きを決定した。政策金利の誘導目標は5.25〜5.5%で維持され7会合連続の据え置きが決まった。また同時に公表した経済見通しで年内利下げ回数を1回と想定し従来の3回から減らした。FRB・パウエル議長はインフレ率の減速を評価しながらもその動きは停滞していて現行の政策金利水準の維持が必要と判断したという。一方、日銀はきょうとあすの2日間、金融政策決定会合を開く。植田総裁はこれまでに「大規模な金融緩和からの出口を進めていく中で国債の買い入れ額を減額していくことが適当だ」と述べている。現在日銀は1か月に6兆円の国債を購入することとしているが、会合では、長期金利が急激に変動しないように国債購入額を減らす方針について議論することにしている。