11日、アメリカ・ワシントンで行われたNATO首脳会議で、合意されたウクライナへの支援を発表する会見でウクライナのゼレンスキー大統領のことをプーチン大統領と紹介し、その後言い間違いを訂正した。その後に行われた単独の記者会見でも「ハリス副大統領が大統領候補となった場合にトランプ氏に勝てるか?」との記者の質問に対し、バイデン大統領は「彼女が将来の大統領にふさわしくなければトランプ副大統領を選んではいない」と発言し、ハリス氏をトランプ氏と言い間違えた。これを受けて、トランプ氏は自身のSNSで「よくやった、ジョー」と皮肉交じりに投稿した。選挙戦からの撤退を求める声が民主党内から相次ぐ中、ABCテレビなどはバイデン大統領の陣営がハリス副大統領対トランプ前大統領となった場合の有権者の意向について調査に乗り出したと伝えた。今月5日から9日に行われたABCテレビなどの世論調査では投票先はバイデン氏、トランプ氏ともに46%と互角だったのに対し、ハリス氏が民主党の候補者になった場合はハリス氏が49%でトランプ氏の47%を上回った。