(中継)米国・ワシントン。バイデン氏撤退の決断の背景を解説。CNNによると、バイデン氏は20日夜に家族会議を開き、21日に撤退を最終決定した。撤退決断は一部側近のみに伝え、ハリス副大統領も発表当日に知った。CNNは「バイデン氏が撤退圧力に耐えられなかった」と指摘している。ロイター通信は関係者の話として、バイデン氏が世論調査などを精査し、「再選も見込みなし」の結論に至たったと伝えている。バイデン氏の後継指名を受けたハリス氏が有力候補だが、すんなりとまとまるかは不透明な状況。バイデン氏の後継指名後、クリントン元大統領夫妻がハリス氏の支持を表明する一方、党幹部やオバマ元大統領らは支持を明言せず。民主党内ではハリス氏以外にも候補を擁立し、オープンに候補者選出を求める声もある。メディアの話題を集めることで、候補者の知名度を高める効果がある一方、候補が乱立し党の分裂を招くリスクもある。大統領候補は通例では来月19日から開かれる党大会で正式に決定される。