トランプ大統領は9日記者団に対し日本製鉄によるUSスチールの株式の保有について、過半数を取得する形での買収を認めない考えを表明した。経営権を握るのに必要な50%を超える出資は認められない考えで日本製鉄は全株取得の計画に変更を迫られる。トランプ大統領は7日の日米首脳会談で「買収ではなく投資を行うことで合意した」と述べていたが、投資の詳細は明らかにしていなかった。またトランプ氏は輸入する全ての鉄鋼、アルミニウムに10日から25%の関税を課すことを発表すると明らかにした。さらに米製品に課す関税と同規模を相手に課す「相互関税」について11日に詳細を発表する。対象国に日本が含まれる可能性がある。