今週行われる予定のトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談。ホワイトハウスのウォルツ大統領補佐官は9日「ウクライナに対するアメリカの将来の支援についても議題にするつもりだ。我々は支援の対価を必要としている。ウクライナのレアアース、天然資源・石油・ガス、更にはアメリカ製の購入だ」などと説明、トランプ政権としてはウクライナに対する支援の見返りとして資源獲得が必要だと強調した。この考えは先週トランプ大統領自身が明らかにしていたもの。これに対しゼレンスキー大統領はロイター通信に対し支援が継続であれば受け入れる姿勢を明らかにした。ドイツのショルツ首相は「我々は見返りを求めてウクライナを支援しているわけでない」と述べるなど同盟国の間ではトランプ政権の姿勢を批判する声が出ている。トランプ政権では今週バンス副大統領、ルビオ国務長官、ヘグセス国防長官、ケロッグ担当特使がウクライナ問題をめぐりヨーロッパの同盟国と協議するとしている。