前の日のアメリカ市場でハイテク株が堅調だった流れを引き継ぎ反発して始まった昨日の日経平均株価。その後は一時下落に転じたが、前の日の終値を挟んで一進一退の展開となる。専門家は、今週アメリカで物価に関する経済指標が発表されるので、様子見とういことで上昇したところで持ち高整理の売り、利益確定の売りが出て一時前日比でマイナスに転じる場面も見られたという。きのうの日経平均株価終値は3万8356円(前日比176円高)で取引を終えた。今後の株価に影響を与えることになるのは、日本時間今日夜発表される米CPI。市場予想通りであればアメリカのインフレが落ち着く方向に向かっているという安心感がマーケットに出ると思われ、3万8000円後半ぐらいまでは上昇する可能性はあるという。