世界の貿易の9割を占める海運業界に関する話題。先月、デンマークのカッソで新たな工場の着工式が行われた。通常、天然ガスを燃やすとメタノールと呼ばれる化学物質が出る。この工場ではメタノールではなくeメタノールと呼ばれる別の物質が出る燃料を作っている。デンマークの海運大手が運行するコンテナ船ではeメタノールを使用し、温室効果ガスの排出を極力抑えて運行することが出来る。今後規制強化が需要が高まれば脱炭素の後押しにもなるという。eメタノールだけでなくボイラーを製造する北欧メーカーでは地元大学、企業などが開発する汚泥から燃料を作る技術の開発研究が進んでいる。