三菱商事は保有している日本でのケンタッキーフライドチキンの運営を行う日本KFCホールディングス株の売却を発表している。カーライル・グループは1株6500円で1400万株のTOBを行うといい、一昨日の終値は5400円であることから20%の上乗せとなっている。三菱商事の約35%に当たる株を400億円で買い取り、買い取りの総額は1300億円となる。日本のKFCは前年比の営業利益が62%増の58億円となるなど好調な状況となっているが、専門家の鈴木貴博氏はKFCの成長率は高くないものと見ていて、チキン事業者が増加していることが背景にあるという。また、三菱商事側は高成長を見込める分野に集中する狙いがあると見られる。カーライルGははなの舞で知られるチムニーを買収すると仕入れの改善を行って3年で150店舗を増加させただけでなく中国での実績も有していて、豊富な資金力で成長スピードを上げる戦略が得意という。今後も身近な場所への出店やモバイルオーダー事業の充実が期待される。
住所: 東京都千代田区丸の内2-3-1
URL: http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/
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