柊宏二氏とともに金利のある世界での投資について伝えていく。日本も異次元の金融緩和からようやく抜け出して金融政策を正常なものに戻す段階となっていて、世界的には金利が下がる中で日本は金利を上げる形となる。エコノミストによると、今後は0.7~0.8ほどに政策金利が上がるものと見られる。7月に利上げを行うと株価は大幅に下がったが、このときほどの下落の心配はないと見られる。金利が上昇することは経済に好影響はもたらさない傾向にあるが、銀行・保険・リース関係の事業には好影響が予想される。銀行は0.25%の利上げで年500億円以上の収益改善効果が期待できるといい、メガバンクはPBRが1倍割れとなる中株価上昇が期待できるだけでなく配当も高いことから新NISAの対象としても注目となる。保険業界はTOPIXでは大きく上昇しているが、損保各社が政策保有株式を全廃する方針を打ち出す中、株主還元の強化の期待も高まっている。アメリカのウォーレン・バフェット氏は日本の保険株への投資を進めていることも注目につながっている。リース業界も注目でリース料が上がることで恩恵を受けることがある。銀行の側面があることも恩恵を受ける理由となっていて、三菱HCキャピタルは三菱商事・日立製作所の顧客・事業基盤を持ち25年連続で増配を続けている。みずほFG系の芙蓉総合リースはヒューリックが筆頭株主で19年連続で増配を行っている。一方でアメリカで景気が想定外に減速した場合は日本も金利が低下する可能性があることから過信は禁物となる。
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