三菱UFJ信託銀行の横田裕矢さんのドル円予想レンジは141.40円~142.80円。今日の見通しは明日発表の日銀金融政策決定会合を前に今日は様子見ムードから方向感にかける展開を想定しているという。注目ポイントは「日銀による政策修正期待」。主要国の長期金利と為替水準の変化を昨年の年初から比較すると、日本は他国に突出して低金利と通貨安の状況にある。これまで日銀が緩和政策を堅持してきたのは日本がコロナ禍からの回復に出遅れたことや物価上昇が相対的に緩やかにとどまったためと考えられる。米国のように銀行不安を発生させず、企業の値上げと賃上げ機運の醸成に貢献したとも考えられる。足元は持続的な賃上げを焦点に賃金と物価の好循環による第2の力の高まりを確認する段階に至ったと考えられる」、「今月の会合では金融政策は現状維持、今後の政策修正時期に関するヒントを探る会合となりそうだ」などと話した。