ふたご座流星群が8年ぶりに今夜遅くから明日明け方にかけて多く現れる見通しだという。ふたご座流星群は毎年この時期に活動が活発になる三大流星群の1つで、ふたご座の方向から広がるように流れる様子が夜空の広い範囲で見られると期待されている。昨夜から今日未明にかけてNHKさいたま放送局の屋上に設置した趙高感度カメラで流星群が捉えられた。国立天文台によると「今年は月明かりの影響がなく、夜明け前にかけて流星群の活動が特に活発になることから8年ぶりに好条件が整っている」という。特に観察に適した明日未明には十分に暗い場所で1時間に70個ほどの流れ星が流れ、市街地でも多く見える可能性があるという。また国立天文台の担当者は「空が暗い場所では平均で1分に1個流れる頻度で見える」などとコメントした。更に田中美都気象予報士によると「今夜は全国的に雲が多い天気となるが、北日本・東日本の太平洋側は雲の隙間から流れ星を見られる可能性がある」とコメントした。また沖縄・奄美地方はよく晴れて流れ星を見ることができそうだとのこと。