NHKニュースサイトの「感染症データと医療・健康情報」のページでは約20種類の感染症について感染状況のデータや予防、対策に関する情報を伝えている。それぞれの感染症の患者数が今増えているのかどうか一覧表で確認できる。赤い上向きの矢印は前の週より患者数が増えている感染症。きょう詳しく見るのは「手足口病」。全国の地図が出てきて、一つの医療機関あたりの平均患者数を示している。多くの都道府県で患者数が増えていることが分かる。手足口病は手や足、口のなかに発疹ができるウイルス性の感染症で、主に5歳以下の子どもが感染し、軽い熱が出ることがある。通常は3日~1週間ほどで回復するが、稀に髄膜炎や脳炎などを引き起こすことがある。去年と比べて今年は5月以降患者数が大きく増えている。都道府県別に見ると1つの医療機関あたりの患者数が最も多いのが群馬県、次いで鹿児島県、三重県となっている。1医療機関あたりの患者数が5人を超えた地域は警報レベル。警報レベルを超えている地域ではこまめな手洗いやタオルの共有を避けるなど感染対策を徹底するよう呼びかけている。お住まいの地域でいま感染状況がどうなっているのか。感染症データと医療・健康情報のページで確認し、家庭や職場などでの感染症対策にお役立てを。