赤坂で早咲きの桜が見頃を迎えている。ただ、ソメイヨシノは咲いておらず、1輪だけ確認することができた。きのう午前10時すぎ、高知市ではソメイヨシノの標本木で6輪の開花を確認。去年より7日早い開花で3年連続全国トップ。岐阜市でも2023年などと並び観測史上最も早い開花に。さらに山梨・甲府市でも桜が開花。観測史上最速を観測した。東京の開花予想は18日。全国的にも今年は平年より早いところが多いようだ。ただ、桜が消えつつある名所も。靖国通りにある桜の木18本が根や幹の腐敗が激しく倒木や幹折れなどの危険性があることから植え替えのため伐採されていた。各地で倒木も相次いでいる。今月7日、東京・世田谷区の砧公園で桜の木が倒れ女性が下敷きに。去年10月には宮崎市の街路樹が倒れ、腐食が進んでいたソメイヨシノ4本が伐採された。実は全国のソメイヨシノが弱っている。多くのソメイヨシノは高度経済成長期に植えられ、現在ほとんどが樹齢60年を超えている。さらにカビが原因で発生する伝染病・てんぐ巣病にかかりやすく、感染すると花が咲かなくなるという。番組が訪れたのは茨城・結城市にある苗木の生産農園。優れた品種の苗木を年間約2万本生産・配布。ジンダイアケボノとは30年ほど前に東京・調布市の神代植物園で発見された桜の品種。ソメイヨシノとそっくりだが、花の色はより濃いピンク色。ソメイヨシノよりも少し早く開花するという。さらにジンダイアケボノはてんぐ巣病に強い品種で、こちらの農場ではソメイヨシノに代わる桜として植え替えを推奨。農場長は「ソメイヨシノをちゃんと理解して、年間管理をきちんとしていれば、あれほど良い桜はありませんし、桜の管理は必要だという認識を」と話した。
