パリ五輪・フェンシング女子フルーレ団体・3位決定戦:日本33−32カナダ。カナダとの3位決定戦に臨んだフェンシング女子フルーレ団体。1チーム3人ずつ戦い、45点を先に取るか、終了時に得点が高い方が勝利となる。第1ゲームは、エースの上野優佳が積極的に攻めて先制。3−3の同点で2番手の宮脇花綸につなぐ。相手の隙を突いてポイントを奪いガッツポーズ。こちらも同点のまま3番手の東晟良へ。4連続でポイントをゲット。第4ゲームをリザーブの菊池小巻に託す。あまりの激しさに相手選手の靴が脱げてしまうほど。ここまで出場の機会がなかった菊池が、初のオリンピックの舞台で躍動する。白熱した試合が続き、迎えた最終第9ゲーム。アンカーはエース・上野。対するは個人の銅メダリストカナダのハービーが意地を見せる。上野が最後まで守りきり接戦を制した日本は、フェンシング女子史上初の銅メダルに笑顔が弾けた。