平田オリザ氏は青春を過ごした下北沢の変化が感慨深く、前の街の雰囲気を残しながら活気づいているという。下北沢のように焦らず、慌てず、じっくり時間をかけて街の魅力を再発見し、多様性によってコミュニティーの力を再構築していくべきだという。野澤教授は開発事業に対して、デベロッパー、行政の目線だけで計画をつくるのではなく、早い段階から住民、専門家の方の多様な意見を取り入れる仕組みを整えるべきと提言した。都市も地方も心豊かに、国土全体で多様に暮らしていけることを考えていく必要がある。中空麻奈氏は「各地域にあったものを考えていけたら」などとコメント。平田氏は次の世代が挑戦できる雰囲気づくりの大切さを指摘した。