燃料を重油から液化天然ガスにしたことで二酸化炭素の排出量を大幅に抑えた貨物船の進水式が下関市の造船所で行われた。下関市の三菱重工業下関造船所で行われた進水式には船主や造船所の関係者、地元の住民など約850人が参加。船名を「TRANS HARMONY GREEN」と命名したことを発表。造船会社によると貨物船は長さ約195m、総t数4万9500tで乗用車なら約3000台運搬できる。船の燃料を液化天然ガスにしたことで二酸化炭素の排出量は重油を燃料としている船に比べて約25%抑えられ、硫黄酸化物の排出量もほぼゼロと環境への負荷を減らすことができる。今後は船内部に装置や設備を取り付ける工事が行われ来年1月に船主に引き渡されたあと日本とアジアを結ぶ航路に就航する予定。