花の取扱量が山口県内最大の「下関合同花市場」では、ことし最後の取り引き「止め市」が開かれ、キクやカーネーションといった花や、センリョウやマツなどの正月用の「枝もの」など約13万本が集まった。午前6時20分に開始を知らせるベルが鳴り、競り人が花や「枝もの」の束を掲げて威勢のよい声をかけると、約40人の生花店の店主や仲買人などが指で金額を示し、次々に競り落とした。花市場によると、ことしは高齢化に伴う生産者の減少や肥料や暖房用の重油などの値上がりなどで、入荷量は減少傾向だったという。下関合同花市場では、年明けの来月6日に「初市」が開かれる。