コロナ禍で一旦閉じていた寿司職人を養成する学校「GINZA ONODERA 鮨アカデミー」再び開校した。世界4地域・13店舗に展開し、ニューヨーク店やロサンゼルス店でミシュランガイドの星も獲得している名店。受講生は最大200コマで受講料60万円まで。4コースの中から授業を選ぶことができる。また、卒業後、系列店で6か月間勤務すれば受講料の半額をキャッシュバックするシステムも導入している。独自の技術を次世代に伝えていきたいという。この日、包丁の使い方を学ぶ授業で行われていたのは、桂剥きを始めネタを同じ大きさに切る練習。これまで「飯炊き3年 握り8年」と言われてきた寿司職人への道。ここでは一流店のノウハウが早ければ数ヶ月で習得できる。受講生たちの多くは「すしビジネスに吹く追い風」に魅力を感じていた。イタリア料理店からの鞍替えを考えているという受講生に話を聞くと「イタリアンより寿司のほうが需要があるかなと。1コマ3,000円くらいなのでめっちゃ安いですよね。それが何千万円にも化けるから良心的ですごく良い」と語る。講師・川澄さんに話を聞くと「コロナですし職人が戻ってこなくて教える人がいない」「シャリであり魚の仕込みであり、包丁の切れ味一つで味が変わってしまう。そういうことを専門的に教えている」とのこと。