毎年、約3000人の女性が死亡する子宮けいがん。予防にはワクチンと検診が有効とされるが、日本でのワクチン接種率は低い。一部の年齢の女性が接種無料の「キャッチアップ接種」。原因となるHPVのうち8~9割を防ぐとされるHPVは、性的な活動が始まる前に打つことで効果があり、小学6~高校1相当の女性が無料となる。しかし接種後に副作用を訴える例があり、政府は約9年間接種の積極的な呼びかけを控えていたが、一昨年4月に再開。その期間に接種しなかった97~2007年度生まれの女性のキャッチアップ接種が来年3月末まで行われる。一方で、厚労省の調査によると接種のことを知らない女性は約48%になった。WHOはHPVワクチン接種後の症状は軽微だと判断し、接種を推奨している。
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