初の世界卓球中継。現地の技術にもハプニングがあった。実況の命綱ともいえるモニターが映らなかったこともあり試合展開が分からない状況になった。そんななか、客席に水谷の父がいた。実は水谷は男子メンバー最年少の15歳で世界卓球に初出場していた。大会3日目で水谷選手の姿をカメラがとらえた。まさかの音声チェックをしていた。当時の番組内容をみると放送する試合は全て女子でハイライト番組も女子の試合が主体で男子は注目されていなかった。ところが大会3日目の夜、水谷選手に関係者&記者が拍手でお出迎え。男子シングルス2回戦で世界ランク183位だった水谷選手は世界ランク8位の選手に勝利する大金星。だが客席からスタッフが小型のカメラで撮影され放送されなかった。3回戦で敗れるも大健闘の世界卓球デビューだった。