パリ五輪やり投げ金メダリスト・北口榛花選手は、決勝の舞台で65.80mを放ち、日本女子フィールド種目で初の金メダルを獲得。やりは他の選手のものを使ってもいいという。北口選手は「(金メダルについて)五輪まで結構大変だったので、よかったなっていう重さもある」と語った。初めて世界の頂点に立った去年の世界陸上、さらに先月行われたダイヤモンドリーグでも最終第6投の大逆転で優勝。徐々に調子を上げていくタイプの北口選手が、パリの決勝1投目に見せたのが65.80m。1投目の記録で、そのままトップを譲ることなく、悲願の金メダルを獲得。陸上競技の金メダリストだけに許された勝利の鐘を鳴らすシーンが、無邪気すぎると大きな話題に。世界女王・北口選手の強さの秘けつ:1・マイチェアを持ち歩くほどの姿勢へのこだわり。今回の収録も、北口選手はマイチェアを持参。北口選手は「傾斜が結構重要。低いいすとか高いいすとかに座ると、骨盤が後傾してしまって猫背になる」と語った。2・寝そべってのもぐもぐタイム。北口選手は「リラックスもあるし、体を伸ばしたくて。一番最初に日本記録出した時にカステラを食べてて。ゲン担ぎ的な意味も込めてて、カステラは栄養素的にもいい。カステラ用の水を用意していく」と語った。3・徹底した体調管理。北口選手は「オフはたまに健康のためのジョギングとかするぐらいで、練習は全くしない。1か月半終わったあとから、徐々に練習を再開していく。最初は山登り、インラインスケート、泳いだり。年を越さないと投げ始めない。肩、ひじは消耗品。できるだけ回復に努めて、一年もつように作っていく」と語った。この1か月、なんでもいいよと言われたら、何をする?。北口選手は「とりあえず寝る」「ダンス見るのが好きなので、K−POPをよく見たりして、テンション上げたり、IZ*ONEの解散したあとのそれぞれのグループを応援したりSUPER JUNIORも好き」、今後の目標について「来年、世界陸上が東京である。もう1回、世界陸上のチャンピオンになりたい。ゆくゆくは70m投げたい」と語った。