広島・中区の神埼保育園。保育士が園児につけているのはICタグが入ったタグ。保育士のもつスマートフォンとつながっている。一昨年、私立保育園で男の子が行方不明となり、近くの川で見つかり死亡が確認された。検証委員会は園児が園外に出ることができる環境にあったことを課題として指摘した。広島市では保育園の周囲をフェンスで囲ったり防犯カメラを設置したりして園の安全対策を進めている。ICタグとスマートフォンが一定の距離を超えるとアラートが鳴る仕組みになっている。保育士たちはICタグの利用は安心感につながると話す。全国の公立保育園でも急速に導入が進んでいる。広島市は今後も実験などをして導入に向けて検討を進めたいとしている。