中国の重要政策を決定する全国人民代表大会が昨日閉幕し、今年の経済成長率の目標を5%前後と定めた政府活動報告や国防費を含む予算を承認した。承認された予算では、国防費は去年と比べ7.2%多い1兆6,655億元(約34兆円)と過去最大で、軍拡路線を続けることが鮮明になった。また首相が率いる政府に相当する国務院の職務について定めた「国務院組織法」を改正し、中国共産党の優位性を明記した。1993年以降、閉幕にあわせて行われてきた首相会見を取りやめるなど、首相の権限低下を内外に示す形になった。
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