中国・北京から中継。今朝の中国の新聞では、一面に「高市総理の挑発的な発言は多方面から批判を浴びている」などと掲載されている。連日中国メディアはこの問題を煽り立てている状況。先日の日中首脳会談では日中関係を安定させることで一致し、中国側は日本人の中国訪問時にビザ免除措置を1年延長や日本産水産物の輸入を再開するなど前向きな動きが出てきていたが、高市総理の台湾有事の発言で中国は態度を一変させた。先週の木曜からは批判のトーンが上がり、金杉大使を呼び出して抗議した他、中国メディアが一斉に日本批判を始め、渡航自粛を発表するなど対応がエスカレートしている。この背景には中国共産党の最高指導部まで情報が上がり、厳しく対応するよう指示が降りてきたからではないかという分析もある。市民にとって台湾問題の意識はあまりなく、反日デモなどの動きは見られない。日本の映画「鬼滅の刃」は、3日間で興行成績が60億円を突破する異例の大ヒットとなっている。
