水素ステーションでは車が600km走行に必要な水素の充填を3分で完了する。価格は会社負担や国の補助金でガソリン並みになっているが水素ステーションを利用する車は1日2台程度で、水素ステーションの設備コストやランニングコスト等を含めると収益にならないという。アメリカカリフォルニア州では水素ビジネスが急拡大し、水素ステーションには1日100台以上が訪れている。また太陽光を一転に集めて水素を製造する技術開発も行われている。アメリカは水素関連の技術開発に5年で95億ドルを投資し税控除等、国を挙げてこの分野での主導権握る戦略である。田中裕也さんはアメリカでトラック向けの水素ステーションがなかったことに注目し、どこにでも設置できる装置でトラックの走行エリアを広げて水素のさらなる需要の掘り起こしにつながると考えている。会社では来年度札幌市内に大型車向けの水素ステーションを開業するとしている。