北朝鮮は、朝鮮労働党の重要政策を決定する中央委員会総会を来月下旬に開くと発表した。今年上半期の事業を総括するとしていて、外交や軍事分野でどのような方針を示すのかが注目される。きょう付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、党の政治局会議がきのう開かれ、金正恩総書記が出席したと伝えた。会議では、党の重要政策を決定する中央委員会総会を来月下旬に開催することを決定したとしている。総会の開催は去年12月以来で、今年の国家事業を成功裏に進めるため、上半期の事業を総括し、重要な問題を決定するという。総会では、11月に大統領選挙を控える米国との関係など外交のほか、4年目に入った「国防5か年計画」を踏まえて軍事分野についてどのような方針を示すのかが注目される。北朝鮮の軍事動向をめぐって韓国軍関係者は、北朝鮮北西部の東倉里付近で、軍事偵察衛星の打ち上げの準備と推定される状況が確認されているときのう明らかにしていて、関係国が監視を強めている。