JR東海の名古屋駅にやってきたが、ここにも大勢の客を呼び込む仕掛けが。人類みな麺類という大阪の人気ラーメン店に交渉を重ね、出店してもらったという。このスペースは、以前はホームではなく。線路が通っていた場所で、真下でリニアの工事が始まることで封鎖に。放って置くのはもったいないと店舗を誘致。飽きさせないよう店は定期的に入れ替えられ、6月からは名古屋の人気居酒屋チェーンの世界の山ちゃんとタッグを組んでビアガーデンを設置した。その運営側もJR東海の攻めの姿勢に驚いているという。ホームでの企画を担当する会社が注目するのは鉄道の高架下。踏切をなくし高架下が増えるとその下に空いたスペースが広がる。今行おうとしているのは住めるかどうかの実験。高架下におかれた箱のような住宅。そこに住んでいる人は社員で実際に住めるかどうかを確認している。家の中は静かな事務所と同じくらいの騒音だが、人の目線が気になるとの意見が出た。こうして課題を明確にし、一つ一つ潰していく。JR東海の保有する資産額は上場企業の中でもトップクラスの2兆3000億円。今後は大きなビジネスに化けるポテンシャルは十分。