きょうのハテナ「おにぎりの海苔の東西差」。「あなたはどんな海苔を食べますか?」という調査結果、東が焼海苔、西が味付海苔。コンビニ各社は西日本の一部地域限定で味付海苔のおにぎりを販売。なぜ西日本では味付海苔が主流なのか、おにぎり協会代表・中村祐介によると「明治天皇の手土産が味付海苔だったから」。江戸時代、海苔は新鮮な海苔が手に入る東の名産品。大阪や京都では海苔の産地がなく、海苔を食べる文化があまり浸透していなかった。明治天皇は京都へ赴く際、海苔を手土産にする。手土産の準備をまかされた東京・日本橋の山本海苔店は時間が経っても美味しいしょうゆやみりんで味付けした海苔を開発。これが日本初の味付海苔。明治天皇が京都へ持って行き局地的大ブームに。昭和になると大阪の企業が大量生産に成功、一気に西日本の食卓へ。山本海苔店は「西日本ではだし文化のため焼海苔よりも味付海苔の方がなじみがあったのでは」としている。