G7サミット2日目。首脳宣言採択へ。成果の1つが、新たなウクライナ支援。最大の焦点となっていたロシアの凍結資産の活用を巡り、日本円にして7兆円を上回る支援で合意できた。ただ、凍結資産の扱いについては、各国の間で意見の違いもあったため、具体化はこれから。欧米では今後、米国大統領選挙をはじめとする重要な選挙が続き、結果しだいではウクライナ支援に消極的な勢力が勢いづく可能性もある。またロシア側は早速反発したうえで、報復措置を取ると警告した。G7はこうした中で、今回合意した支援の実現を急ぐ考えで、その実行力が改めて問われることになる。