ロシアのウクライナ侵攻から4年。戦場にいるウクライナのアーティストの作品を通じてウクライナの声を聞く。今もウクライナはエネルギー施設を狙ったドローンやミサイルの攻撃にさらされる。ウクライナは徹底抗戦の意思を持ち続けている。アートフロントギャラリーでは「亀裂を見つめてIII」という展覧会が開かれている。従軍中のアーティストが描いた顔などが展示される。写真化マルタ・スィルコの写真は手や足を失った人が写っており、それぞれの負傷兵には尊厳があり美しくもあるとして深い尊敬の気持ちが表れている。パヴロ・コヴァチの写真は、戦死したり行方不明になったりした認証番号が葉に描かれている。この他、フェンスと枝で作った人の顔などを強制的に徴兵されたアーティストが作っている。展覧会は単なる英雄神話を作るのではなく、ウクライナの現実を直視し、思いやりと忘却への戦いを表現している。展覧会には展示されていないが、戦死したダビト・チチカンなどの作品も残っている。ウクライナからの前線の声には実に様々な多様な声がある。
