都内に住む岸本洸亮さんは、はしかのウイルスが中枢神経系に潜み発症する亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と診断されている。人工呼吸器をつけて生活を送っている洸亮さんの身の回りの世話は両親が交代で当たっている。洸亮さんがはしかに感染したのは生後7か月のことで、ワクチンは1歳と小学校入学前の2回接種することになっているが洸亮さんは対象年齢に達していなかったため接種していなかった。0歳ではしかにかかった洸亮さんは10日ほどで回復したが、小学5年生の時にSSPEと診断された。SSPEは治療法が確立されていないため、発症から16年が経過した現在も寝たきりの生活が続いているとのこと。