土砂災害や洪水などの防災情報を取るべき行動や対応が判断しやすいように整理されることになった。今日、気象庁で開かれた検討会で「土砂災害」「洪水」「高潮」について、災害の危険度に応じて5段階のレベルに分けて伝える方法は維持するとし、その上で土砂災害は「大雨警報」や「土砂災害警戒情報」など異なる名称の現状を、「土砂」などのキーワードを使った同類の情報に整理するとしている。また、洪水については水位に基づく氾濫危険情報などと、気象庁が市町村ごとに発表する洪水警報などが並行して伝えられる「水位周知河川」の現状を解消するため、水位の情報に統一する案が示された。今日の会合では概ね了承された一方、水位の変動が激しく影響範囲の狭い中小河川について、警戒レベル相当情報とどこまで結びつけるのかなどを検討すべきという意見も出された。検討会では今後も整理した情報などの在り方について議論を続けるという。