NHKの膨大な映像資料の中から貴重な映像をお届けするコーナー。今回は満島真之介さん(34)が超オススメ番組を蔵出しする。満島さんは「あの人に会いたい」を紹介した。歴史に残る著名人の人生や珠玉の言葉を紹介する10分番組である。満島さんが番組に出会ったのは20代の時で「ぶつかることが多くて、生き方を自問自答していた時期に見始めたら、人生が開けてきた。この番組は知らなかった世界を10分でくれる」などと話した。満島さんが選んだトップ10は国語学者や作家など言葉を扱う職業の方が多い。第2位として数学者の森毅さん(2010年・82歳没)を選んだ。満島さんは「数学は人生に応用できると知った。元々数学は嫌いだったが、一気に変わった」などと話した。森さんは生前「人生は20x4」という言葉を残しており、満島さんは「遠回りしても行き着く先は、分けた人生で20年遠回りしたものが1つの円になって人生の公式が完成する」などと話した。第1位は詩人の長田弘さん(2015年・75歳没)を選び、満島さんが番組を知るキッカケになったという。長田さんは震災の年に詩集「奇跡ーミラクルー」を出版した。故郷を襲った大震災の直後に病に倒れた長田さんは日常を改めて見つめたという。長田さんは生前「平凡なものが一番本当は自分たちにとっての奇跡なのではないか」という言葉を残している。満島さんは「長田さんの言葉が入ってきて、もっと素直になろうと思えた」などと話した。また来週水曜日からこの蔵出しセレクションのコーナーで長田弘さんの放送を10分丸ごと再放送する予定だという。