米国のIT大手・マイクロソフトは「Copilot+PC」と呼ばれる生成AI向けの機能を備えた新たなパソコンを開発したと発表した。高性能の半導体を使いAIの処理能力が従来のパソコンと比べて最大20倍に向上したほか、AIをクラウドではなく端末上で動かすことができネットにつながなくても生成AIを使えるとしている。会社は投資先のオープンAIが手がけるChatGPTの技術を活用し、Officeなどのソフトやアプリで生成AIのサービス「Copilot」を展開している。IT大手の間ではグーグルも検索サービスへの生成AIの本格的な導入などを発表したほか、アップルもスマホの基本ソフトに生成AIの導入を検討していると米国のメディアが報じていて、マイクロソフトには対抗するねらいがあるとみられる。