台湾の内閣官房にあたる国家発展委員会・劉鏡清委員長が来日し、台湾のスタートアップ企業が日本企業と連携しAIなどの分野でビジネスチャンスをつくるための拠点開所を宣言した。半導体の受託生産で世界最大手「TSMC」を政府としても支援する台湾だが、日本テレビの単独インタビューに応じた劉委員長は「日本と台湾は半導体産業で互いに強みを生かし補完し合うべき」と話した。日本は半導体の素材や製造装置に強いため、設計や製造に強い台湾と補完し合うことで互いにメリットがあると強調した。また、日本以上に深刻な少子化で労働人口が減っていく台湾では、海外から労働者を受け入れるだけでなく、AI分野への投資強化で人の労働力依存を減らしていくとしている。