放送作家・鈴木おさむ氏が先月発売した著書「仕事の辞め方」。この本の中で書かれた「ソフト老害」との言葉が注目されている。ソフト老害について鈴木氏は「会社と若い人たちの間の年代の人が良かれと思ってやってしまっているバランスを取る行為によって結果的に自分より下の世代の意見をつぶしたり却下してしまったりしてる」と話した。「ソフト老害」について若者に聞くと「恋愛の話をしている時に結婚した方がいいよと言われてモヤッとしたことはあります」「定時で帰ろうとしたら先輩方に最近の若い子は残業しないで定時で帰るんだねみたいに言われたことある」等の声が上がった。若者からのソフト老害との指摘に先輩たちは「30代40代で老害と思われると自分はショックかなと思います」等と不安を口にした。千葉商科大学・常見准教授は「30代40代のビジネスパーソンに多いと言われているけれども実は20代後半でも広がりつつある。さらには別にビジネスだけじゃなくプライベートの場でもソフト老害になり得るという状況だと言えますね」と指摘した。