石川・輪島市では能登半島地震で倒壊した建物から思い出の品を取り出す作業が行われた。依頼者の藤山壱史氏は離れて暮らす長女が成人式で着用した振り袖が見つかることを願っていた。取り出された箪笥には長男である開史さんの写真、振り袖も見つかり、すぐさまテレビ電話で報告していた。藤山氏は「沈んでいた気持ちが明るくなる」と吐露した。輪島市では仮設住宅への入居も始まり、お宿たなかを営む田中氏は剥落した壁を修繕し、畳も入れ替えた。取材中、全国社会福祉協議会の担当者がやってきて、宿泊できるか確認していた。被災者、復興に関わる人達に無償で部屋の貸し出しを行う予定だという。
輪島市ではライフラインが回復すれば自宅を修理して戻りたい住民もいる。災害救助法における住宅の応急修理制度があり、輪島市は数日以内に受付を始めたいとしている。ただ、建設業者はブルーシートを張る依頼を多数抱え、道路の修復作業も道半ばだったりする。関西学院大学の山中顧問は災害救助法に基づいて派遣される業者を待てず、自分たちで修理すると補助の適用外になってしまうと指摘する。
輪島市ではライフラインが回復すれば自宅を修理して戻りたい住民もいる。災害救助法における住宅の応急修理制度があり、輪島市は数日以内に受付を始めたいとしている。ただ、建設業者はブルーシートを張る依頼を多数抱え、道路の修復作業も道半ばだったりする。関西学院大学の山中顧問は災害救助法に基づいて派遣される業者を待てず、自分たちで修理すると補助の適用外になってしまうと指摘する。