能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市の正院小学校のグラウンドに、県が整備を進めていた仮設住宅40戸が完成した。部屋には台所や浴室、トイレ・エアコンなどが設置され、寒さ対策として、床や壁、天井に断熱材を使用。ガラス窓は三層構造になっている。6日午後、県の担当者による設備の最終確認が行われ、珠洲市の担当者に鍵が渡された。入居対象社には8日に説明会、9日に入居が始まる。珠洲市では1393人が避難所で生活しているほか、倒壊の危険性がある家に炭続けている人や車中泊を続けている。仮設住宅への申し込みは5日までに1649件あるも、着工が始まったのは456戸にとどまっている。