石川県七尾市では100人余のボランティアが災害廃棄物の撤去などにあたった。能登半島地震では住宅の倒壊が相次いだ。NHKは専門家とともに能登地方で被災した258人に自宅の耐震工事についてアンケートを実施した。耐震工事をしなかったが71%、耐震工事をしようとしたができなかったが5%で能登半島地震の発生時、多くの人が耐震化されていない住宅に住んでいることがわかった。被害を受けると思っていなかった45%と最も多くなった。アンケートに応じた大工さんの自宅は地区100年以上の木造住宅で耐震工事を行っていたため倒壊を免れた。17年前に起きた震度6強の地震で半壊と診断されたため耐震工事を実施していた。専門家は高齢化や過疎が進む地域で耐震化されていない住宅が多くなっていてこうした地域での地震防災をどう進めいていくかが全国共通の課題となっていると指摘している。