石川県輪島市の学識経験者などからなる市の委員会の答申では、市の中心部にある6つの小学校を1校に、門前地区にある2つの小学校を1校に統合することで、9校から3校に再編成する案が示されている。一方、3校ある中学校のうち、町野地区の中学校については、小学校と合わせて小中一貫校に移行すべきだとしている。輪島市では、自宅の被災や教育環境を理由に、市外に転出する子どもが後を絶たず、小学生と中学生の人数は今月1日時点で、能登半島地震の前と比べて3割程度減っているということだ。市では来月から今回の答申内容の保護者向けの説明会を開き、意見を聞くことにしていて、今年度中に具体的な再編成の方針を示すとしている。