- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像とオープニングの挨拶。
臨時国会が召集された。経済対策の裏付けとなる補正予算案や、政治資金規正法の再改正などを巡って議論が交わされる見通し。石破首相は「先の総選挙の結果を踏まえより丁寧に各党の意見を聞きながら国会を運営したい」、立憲民主党・野田代表は「自公を過半数割れに追い込むことが出来た結果、どういうことが起こるのかを国民に示したい」とした。石破総理大臣はあす、所信表明演説で、「年収103万円の壁」の引き上げなどを表明する見通し。
「年収103万円の壁」の見直しを巡り、国民民主党は、所得税の基礎控除などを178万円に引き上げることなどを明記した法案を、国会に提出した。これを前に自民党、公明党両党と国民民主党の税制協議が行われた。与党側は所得税の基礎控除などを引き上げる目的や、財源の確保などを明確にしたうえで、具体的な制度設計を行う必要があるとして、今後検討が必要となる論点をあげて、国民民主党に詳しい見解を示すよう求めた。
103万円の壁の見直しを巡る論点。与党側が示した論点は4つ。1つ目は就業抑制への対策、生計に必要な費用への配慮、消費活性化のための「手取り増加」。2つ目の論点は財源。国民民主党の主張どおりに控除額を引き上げた場合、国と地方では7兆円から8兆円の減収が見込まれている。財源について与党側は、歳出削減、経済効果による増収、それに家計の負担増とならない増税といった、3つの選択肢を例にあげた。国民民主党は、持ち帰って検討する考えを伝えたが、玉木代表は「経済が元気になり法人税、所得税、地方税収も増える効果も見込まれるのでトータル出考えてほしい」、自民党税調幹部・後藤元経済再生相は「経済効果による税収は恒久財源ではない」とコメントした。3つ目の論点が特定扶養控除。19歳以上23歳未満の子を扶養する親の所得から63万円を控除。子の年収が103万円を超えると要件から外れて、親の税負担が増えることから、アルバイトなどで働く学生の働き控えにつながっているという指摘も出ている。与党側は、この103万円の年収要件を緩和するかどうかも論点にあげ、目的や財源を明確にする必要があるとしていて、国民民主党との協議は継続することになった。一方、国民民主党は、ガソリン税の引き下げも要望している。これについて自民党税制調査会の幹部は、来年、本格的に議論することを検討しているため、今回は結論を見送る方向になるという見通しを示した。
参議院政治倫理審査会は、ことし5月、収支報告書に不記載があり、まだ弁明していない自民党議員らに、出席と説明を求めることを全会一致で決めた。しかし、これまで対応した議員はおらず、野党側は28人に引き続き出席を求めてきた。きょう自民党と立憲民主党は参議院の幹部が会談し、自民党は、離党した無所属の1人を除く党所属の27人が出席する意向を示していると伝えた。両党は審査会の開催に向けた調整を進めることになった。一方、党内からは、「来年に参議院選挙があるため、改選議員は審査会への出席が、公認を得られるかどうかの基準になると見ているのではないか」という声も出ている。
大手繊維メーカーのユニチカが、祖業の繊維事業からの撤退を発表した。会社は、第三者割当増資の形で、官民ファンドの地域経済活性化支援機構から支援を受ける予定で、機構が筆頭株主となり、会社の現在の経営陣は、原則、退任するとしている。また繊維事業の撤退に伴って、主力銀行などは、合わせておよそ430億円の債権放棄に応じる見通し。今後は需要が伸びている食品包装や半導体関連の材料に使われるフィルム事業に経営資源を集中するという。かつて日本の主力産業だった繊維産業。ユニチカも、主力メーカーの一角として、化学繊維の輸出などを手がけ、戦後の高度経済成長を支えてきた。スポーツにも力を入れ、1964年の東京オリンピックでは、前身のニチボーが主体となって結成されたチームが出場し東洋の魔女と呼ばれた。しかし、繊維産業は、国際的な競争の激化などで、1990年代以降は出荷額が落ち込むなど、衣料品向けが縮小傾向に。2005年には旧カネボウが繊維部門からの撤退を発表したほか、ことし9月には、三菱ケミカルグループが、衣服向けの繊維事業から撤退すると発表している。
北欧のスウェーデンで、すべての世帯を対象に「危機や戦争が起きたら」というパンフレットを今月から配付。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中で、戦争にどう備えるべきかが、32ページにわたって記されている。
- キーワード
- スウェーデン
妊娠前の健康管理を意味する、プレコンセプションケア。妊娠前の早い段階から、健康に向き合うことが必要だとして、国が初めての検討会を開いた。今、リスクの高い妊娠や出産が増えている。背景の一つにあるのは、若い女性の「やせ」の問題。過度なダイエットによる栄養不足により、月経不順や不妊、低出生体重児の原因になるとされている。厚生労働省の去年の調査では、「やせ」の状態にある女性は、20代から30代で20%を超え、高い水準。また合併症や流産のリスクが高まるとされる、高齢出産の割合も増加していて、去年、35歳以上で第1子を出産した女性は、20%を超えている。国は、男女を問わず、若い世代が早い段階から適切な健康管理を実践する、プレコンセプションケアの普及が大切だとして、正しい知識や相談窓口を紹介するサイトを開設している。国立成育医療研究センターでは、10年ほど前から専門の外来を設置し、管理栄養士による食生活のアドバイスや、持病のある女性には、専門医と連携して、常用する薬の指導もしている。
本格的な雪の時期を前に、能登半島地震や豪雨で被災した石川県内の道路では、重機が通れずに除雪が難しくなっている箇所が、輪島市で40を超えるなど、各地にあることが分かった。このうち輪島市では、復旧作業を続けているが、多くの箇所では、来月中旬までの復旧が間に合わない可能性が高く、雪が積もった際は、車が通行できるように、道路上の雪を踏み固めるなどの応急対応を取るという。
- キーワード
- 令和6年能登半島地震輪島市(石川)
JR東海とJR西日本は、東海道新幹線と山陽新幹線の「のぞみ」について、来年の春から、3両ある自由席を2両に減らす方向で検討することになった。スマートフォンなどから指定席をネットで予約するニーズの高まりなどに対応するのがねらいだという。「のぞみ」の自由席が通年で見直されるのは初めてで、両社は今後協議を進めたうえで見直しの内容を正式に決定することにしている。
電力大手10社の発表によると、12月使用分で、来年1月に請求される電気料金は、10社中9社で値下がりする。火力発電の燃料となる、原油やLNG(液化天然ガス)の価格が下落したことが値下がりの主な要因。また、来年1月請求分の都市ガスの料金は12月分と比べて、大手4社すべてで値下がりする。
バスケットボール男子のBリーグ。来年1月に行われるオールスターゲームに出場する選手たちが発表された。ファン投票などで選ばれた選手が、2つのチームに分かれて対戦するオールスターゲーム。キャプテンはジョシュ・ホーキンソン選手と富樫勇樹選手。ホワイトの富樫選手は、ファン投票で過去最多の57万票余りを獲得。チームメートの渡邊選手とともに選ばれた。一方、ブラックは、日本代表のキャプテン・比江島選手などが選ばれた。最多得票はホーキンソン選手。Bリーグのオールスターは、インターネットの投票で最後のメンバーを加え、来年1月18日、19日に千葉県船橋市で行われる。渡邊雄太選手は「夢の舞台。本当に光栄です」、富樫選手は「チームのキャプテンとしてオールスターを楽しめるということでキャプテンの言うことは絶対でやらせます」とコメント。
スーパーでお正月の飾りがあって、そんな時期だと感じた、年末にむけて体調崩さないようにしましょうと話した。