参議院政治倫理審査会は、ことし5月、収支報告書に不記載があり、まだ弁明していない自民党議員らに、出席と説明を求めることを全会一致で決めた。しかし、これまで対応した議員はおらず、野党側は28人に引き続き出席を求めてきた。きょう自民党と立憲民主党は参議院の幹部が会談し、自民党は、離党した無所属の1人を除く党所属の27人が出席する意向を示していると伝えた。両党は審査会の開催に向けた調整を進めることになった。一方、党内からは、「来年に参議院選挙があるため、改選議員は審査会への出席が、公認を得られるかどうかの基準になると見ているのではないか」という声も出ている。