近畿大学がノドグロの完全養殖に成功した。新潟・上越沖で採取した卵を人工ふ化させ親魚に育てる。人工授精・ふ化させ、完全養殖の稚魚にまで育てるサイクルを完成させた。2015年にノドグロ養殖の研究がスタートした。卵の確保に苦戦したとのこと。親魚は100mを超える水深から船に引き上げる際に弱ってしまう。新潟・糸魚川市の漁業者に協力してもらい良い卵をとれる海域や時間帯を模索し船の上ですぐに採卵する工夫もした。稚魚を飼育棟で育てている最中に道路をトラックが通る振動で暴れ出すなどとあったという。対策として飼育棟を遮光率の高いシートで覆い、光が差し込まない環境づくりも行った。2023年には3万尾以上の稚魚の生産に成功した。2024年元日の能登半島地震で富山実験場の水槽や配管が破損してしまいノドグロの一部が死亡した。家戸敬太郎さんは「全滅してしまうことの繰り返しで苦労した。チャレンジを続けて実現できた」などとコメントしている。近畿大学水産研究所 銀座店と大阪店で今月中に提供される予定。
