真宗興正派・慈泉寺(香川県仲多度郡)の片岡妙晶は、説法に絵を取り入れるイラストレイター僧侶。今回は、推し活にハマりすぎてしまう人への説法として、「推し活は愛なのでしょうか。浄土真宗には自利利他円満という言葉がある。自己の利益と他者の利益、両方が合わさって初めて世は円満するという意味だが、恋愛も同じこと。誰かを愛するときはまず自分自身が喜ぶようにしましょう。一方的に尽くすことを求めるようなクズは捨ててしまいなさい。自身は愛すると同時に愛される身であるということを忘れてはなりません。胸を張れる自分自身であり続けたなら必ずや善い御縁に報われることでしょう」などと説いた。