神奈川・横須賀市にある「さいか屋」。開店前から行列ができ、あっという間に店の1階が大混雑。高級化粧品などが占めていた1階の大部分を催事場にすることで人が集まるスペースに。さらにデパ地下をスーパーマーケットに転換した。明治5年、呉服屋として創業した152年の歴史を持つ百貨店「さいか屋」。実は4年連続の赤字という経営状態から2020年5月に閉店を発表。しかし、翌年に再開を発表。その理由は市民からのメッセージだった。市民の暮らしに根ざした百貨店であり続けるために模索しながら導き出した答え。それは自社経営だった。