伊藤忠商事が車内で開いた育児の体験会。会社を上げて子育てへの理解を深める事が狙い。しかし男性社員の育休取得の課題もある。政府は男性育休取得率の目標を、2025年までに50%、2030年までには85%にすると掲げているが、2022年度の取得率は17.13%に留まっている。伊藤忠商事の男性育休の取得率は52%だが、実際取るときに業務とのバランスや周りの方との雰囲気も大きく影響してくるため、その辺りの改善に取り組んでいきたいとした。一方、いち早く取得率100%を達成したサッポロビール。1年間の育休取得した社員は、人員面や収入面に不安はあったが、実際取るときに上司に伝えた所後押ししてくれて、さらに制度も充実していたのを知らなかったという。サッポロビールでは、育休最初の1週間の給料は100%支払うよう制度を変えた他、車内に育児サポーターを配置し相談に応じるなど環境を整備。去年育児取得率が100%となった。