京都市中京区にある錦市場は魚・野菜・漬物などの日用品から土産物まで扱う約130店が軒を連ねる。西側の入り口には錦市場で生まれた江戸時代の絵師・伊藤若冲の絵をモチーフにした大きな垂れ幕が掲げられているが、傷みが目立ってきたため新調された。新たな垂れ幕は縦と横が3メートル前後あり、京都工芸繊維大学の研究室がデザイン。若冲の作品を代表する色鮮やかなニワトリを大きく配置した構図は以前と共通しているが、錦市場の文字を入れて遠くからでも目立つようにしたという。錦市場商店街振興組合の初田理事長は「大事な垂れ幕なのでこれからも引き継いでいきたい」と話した。